パン粉ができるまで
弊社ではパンを焼くところから、パンを粉砕してパン粉にするところまで、一貫して自社で生産しております。製造工程は以下の通りとなっております。
1.ミキシング(中種)
大型のミキサーに原料の一部を投入し、中種生地を作ります。
中種を作ることでキメの細かいパンになり、食感が軽くなります。
また、パン粉にした時の安定感も高まります。
2.発酵
中種を発酵させます。
低温で長時間ゆっくりと発酵させることで、より中種の良さを引き出します。
3.ミキシング(本捏ね)
低温発酵させた中種と残りの原料を投入し、パン生地を作ります。
ミキシング時間や速度などを調整することで、最終的なパン生地のバランスを取ります。
4.分割・丸め
仕上がった生地を分割し、丸めます。
製品によって分割サイズを調整します。
5.ベンチタイム
丸めた生地を約15分間休ませます。
パン生地を一旦休ませることで、ふっくらとしたパンに仕上がります。
6.成型・型詰め
休ませたパン生地をケースに投入していきます。
7.発酵
湿度と温度の管理された専用の発酵室にて約1時間発酵させます。
しっかり発酵させることで、目立ちがよく、食感の軽いパン粉に仕上がります。
8.焼成
発酵したパン生地を焼きます。
焙焼式のパン粉はオーブンで約40分間、電極式のパン粉は専用の焼成機で約10分間焼きます。
9.冷却
焼き上げたばかりのパンはすぐに粉砕することはできません。
約20時間かけてゆっくりと冷却します。
10.粉砕
冷却したパンを粉砕していきます。粉砕機に使用する網の目や粉砕速度などによって、パン粉の目を調整します。
11-1.計量・包装(生パン粉)
粉砕した生パン粉を専用のポリ袋に計量し、包装します。
脱酸素剤の投入や金属探知機での検査も行います。
11-2乾燥(乾燥パン粉)
生パン粉を計量せずに乾燥機に投入します。
既定の水分量になるまで乾燥します。
12.計量・包装(乾燥パン粉)
粉砕した乾燥パン粉を計量・包装します。
金属探知機での検査も行います。
13.梱包・保管
製品を梱包し、保管します。
■ コンテンツメニュー
・ 業務用パン粉の選び方
・ 生パン粉と乾燥パン粉
・ 目の粗さ
・ 焼成(パンの焼き方)
・ 価格とコスト削減
・ パン粉の原材料
・ パン粉ができるまで
・ パン粉で揚げ物をするときのポイント